開発プロジェクトが成功した場合は、とくに問題になりませんが、
失敗した場合、もしくは失敗しそうになった場合、
「責任」という問題が浮上します。
そういうとき、往々にしてプロジェクトマネージャが降格、もしくは交代します。
・・・そうならない組織も往々にして存在しますが( -_-)
責任を取って辞めるって、逃げてるだけじゃねぇか!(゚д゚ )
まぁ、事態を収拾させてから去って欲しいとは思いますが、
そのまま
何事もなかったかのように居座る、というはよろしくないのです。
マネージャが責任を取る理由
どんな組織構造においても、責任者はいます。
・・・もし決まってない場合はヤバいですよ( -_-)
開発プロジェクトにおいては、
プロジェクトマネージャですね。
現場のエンジニアを問題解決に専念させるため
責任云々の話がでているプロジェクトは、
何かしら問題が起きているプロジェクトです。
そして、現場で事態を収拾するのはマネージャではありません。
現場のエンジニアたちです。
現場のエンジニアたちを、責任者として矢面に立たせてはいけません。
マネージャが責任者として矢面に立たないといけないわけです。
マネージャ「いや、現場のエンジニアたちにも、責任感を持ってほしいから・・・」
責任を持って仕事しないような人を現場に配置して、
プロジェクトを運営してたんですか?( -_-)
普段は
「君たちのことを信用している」とか都合のいい台詞を言っておきながら、
こんなときに、ぽろっと本音を言ってしまうと、現場の人間は去っていきますよ。
次の仕事に繋げるため
社内プロジェクトをやっているチームは意識しづらいかもしれませんが、
外部から委託された仕事を失敗させてしまうと、大変なんです( -_-)
次から仕事を貰えなくなる可能性があります。
そんなときに、マネージャーが
マネージャ「誰の責任でもない。全員が責任を持って・・・」
なんて言ったら
顧客「あんたらのチーム全員がポカやったのね。
ではチーム全員が入れ替わらない限り、次の仕事は依頼できないね」
となってしまいます。
マネージャが責任を取るのは、
全ては私の責任です。私は抜けますので、このチームにもう一度仕事をください。
という懇願になるのです。
そもそもマネージャの影響は大きい
成果物の品質は
「それを誰が作ったか?」が大事だと言われています。
確かに、設計においては、エンジニアの質に大きく左右されます。
しかし、優秀なエンジニアは、どの組織に放り込まれても同じ成果を出せるのか?
否!
現場のエンジニアたちのパフォーマンスは、
組織の環境、制度、設備、開発体制、開発プロセスなどの影響を受けます。
そして、これらのものを整備し、運用するのがマネージャの仕事です。
そもそも、
組織の成果に対してマネージャは責任を持っているのです。
今日の駄文
- マネージャが責任を持ち、エンジニアには現場の問題に集中させる。
- マネージャが責任を持ち、次の仕事に繋げる。
- そもそも、マネージャが組織の成果に与える影響は大きい。
マネージャの影響は大きいからこそ、炎上プロジェクトにおけるマネージャの交代は、
一番お手軽で、一番効果の期待できる方法なわけですね。
逆に言うと、
責任者が不明確な組織やプロジェクトはマズイわけです。
以前、明らかな失敗プロジェクトで、何もしようとしないマネージャに対して
「マネージャが”責任”について何も言及しないのはおかしい」
と言ったことがあります。すると、こんな返事が返ってきました。
マネージャ「なんで俺が謝らないといかんねん!」
・・・(゚ ロ ゚;)
人間、想定外のことを言われると言葉が出なくなると言いますが、それを体験しました。
自身の責任を追及されて、こう答えたマネージャは初めてだったので。
責任が不明確な組織は、
無責任が当たり前のマネージャを育ててしまうわけです。
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