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東からの放浪者

様々なソフトウェア開発を経験してきた視点から、開発、マネジメント、経済などについて書いています。
タイトルは、あるレトロゲームからのオマージュ。

ツイッターアカウントはこちら。

失敗したマネージャに再チャンスはあるべきか?

失敗しない人間なんていなんだから、そんなの「ある」べきだろ(*'-')

・・・まぁ、その通りなんですが、安易に再チャンスを与えてしまうと、
ともすれば「失敗しても大したことないや・・・」という文化が出来上がってしまうので、
気を付けなければいけません。

マネージャがやってはいけない失敗

私が東京で勤めていた会社には、以下のような暗黙の了解がありました。

以下の失敗を繰り返すマネージャは解任される。

  1. 仕事が原因による長期休職者を出す
  2. 労基に違反した指示を出す
  3. プロジェクトを失敗させる

暗黙の了解なので、明確な基準はないのですが、
「3回でアウト」と言われていました。

(1) や (2) は当たり前ですね。
ただし、今日語りたいのは (3) についてです。

※(2) ですが、新人マネージャはまだ労基を把握していないので、違反した指示を出しても、
 初めは「注意」で済んでいました。
ただし、繰り返した場合は無条件でアウトでした。

解任理由になる「プロジェクトの失敗」

「3. プロジェクトを失敗させる」だけ、他の2つに比べて判断基準が曖昧なので少し特殊です。

少しでもスケジュールが遅延したら「失敗」とかは酷なので・・・( -_-)
そこは、気を付けて判断する必要があります。

マネージャに原因がある場合

プロジェクトって、外的要因で失敗することもあるのは?(*'-')

はい、その通りです。
ですので「マネージャの行動が、プロジェクトにどう影響したか?」
というのを注意深く見る必要があります。

しかし、実は一発でアウトな行動もあるのです。
それは「何もしていなかった」場合です。

小さなプロジェクトであれば、現場の頑張りで何とかなる場合もありますが、
プロジェクトが大きいほど、「何もしないマネジメント」は、
非常に効率的にプロジェクトを失敗させます。

プロジェクトの事後検証では、「マネージャが何をしたか?」よりも
「何をしなかったか?」を見た方が、早い場合があります。

1回の失敗で、プロジェクトは失敗しない

以前勤めていた会社で、明らかな失敗プロジェクトに遭遇しました。

メンバーたちは、マネージャの非を認めつつも
「一度の失敗で、あまり責めるのも・・・」
という理由で、あまり責任を追及しない様子でした。

私は、これには反対の立場でした。

プロジェクトは、基本的に長期にわたります。
そして、その中には複数のフェーズがあります。

ですので、プロジェクトは計画を立て、実施中は監視の目を怠らずに、
随時、軌道修正をしていく必要があるのです。

プロジェクトのサイクル

つまり、マネージャが対策を取れるタイミングは複数回存在するのです。

先のマネージャは、明らかにほとんどのタイミングで、何もしていませんでした。
これを「1回の失敗」と捉えるのは問題があるのです。

「失敗は成功のもと」は間違い

よく、プロジェクトが失敗した後に
「いい勉強になった」という感想を聞くことがあります。

私は、この台詞は危険信号だと思っています。
大体、そういう組織は、同じ失敗を繰り返します。

プロジェクト終結後には、事後検証が必要です。
失敗したプロジェクトなら、尚更です。

そして、プロジェクトを失敗させたマネージャには、組織が同じ失敗を繰り返さないために、
事後検証をし、失敗の原因を明確にし、改善をする義務があります。

つまり「失敗は成功のもと」は間違いで、
「改善こそ成功のもと」なのです。

優秀な組織は、成功体験からも改善をしていきます。


結論:何もせず、改善もしないマネージャに再チャンスは不要

今日のまとめ

  • 何もしないマネジメントは、プロジェクト失敗の原因。
  • 失敗プロジェクトには、マネージャの複数の失敗が潜んでいる。
  • 改善をしないマネージャの組織は、同じ失敗を繰り返す

途中の例で出した「何もせずにプロジェクトを失敗させたマネージャ」ですが、
その後、事後検証もせず、改善も一向に行おうとしませんでした。
(おまけに、長期休職者も複数出していました・・・)

しかし、他のメンバーの「あまり責めるのは・・・」という空気に絆されて、
「どうせ、もう何もする力はないだろう」と放っておいておいたのですが、
今思えば、反対を押し切ってでも、現場から追い出すべきでした。

要するに、悪しき前例となってしまったのです。

その後、その組織のマネージャや、その候補たちの間では、暗黙的に
「何もしなくてもいい、改善しなくてもいい(頑張るのは現場)」
が前提になってしまったのです。
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コメント

プロフィール

HN:
なかば
性別:
男性
職業:
元ソフトウェアエンジニア
自己紹介:
東京のゲーム会社でゲームプログラマ。
家電メーカーで組み込みエンジニア。
その後、京都に移動して観光を楽しみながら
製品開発、業務改善、QA管理などを経験。
今は東京に戻って暮らしています。

詳細な自己紹介は、こちら

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